発達障害について (2)
院長の井関 真知子です。
前回に続いて、
発達障害について書きたいと思います。
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診断は、
本人/自分を理解するためのきっかけです。
発達障害という別の視点から
本人/自分を見つめなおし、
本人/自分に対する理解を深めるためのものです。
けれど実は、
本人/自分に対する理解を深めることは、
発達障害の診断が
つく/つかないに関係なく、
どの人にとっても必要なことです。
自分のことがわかっていないと
自分を必要以上に責めたり、
過信したり、周囲にながされたりして、
自分にあった道を選ぶことができません。
また、
周囲の大人がその子のことを
理解していないと、
今その子に何が必要か、
どう対応すべきか、
などがわからず、
必要以上に過保護になったり
ストレスを課し過ぎたりして、
こころを育むことができません。
発達障害の特性を持っていると、
周囲の人が本人を理解しにくいことがあります。
本人は、
何だか自分はみんなとちょっと違うようだ、と感じることが多いようです。
発達障害の治療は、
親御さんや先生方に対して
本人を理解するためのサポートをし、
患者さんに対しては自己理解を促すことで、今よりも日常生活が送りやすくなるために工夫をすることです。
この「工夫」をみつけるには専門家の知識と経験が多いに役に立ちます。
どうしていいのかわからなくなった時は、まず専門家に相談してみましょう。
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ここまで読んで頂き、
ありがとうございます。
生きづらさを感じたり、お悩みがある時は、ご気軽に私たちのクリニックにご相談ください。
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お待ちしております。
福岡こどもと大人の心療内科 児童精神科
まちこメンタルクリニック
井関 真知子