新学年

たまたま同じクラスになった人達と気が合うとは限りません。
その集団の中に一人でも気が合う人がいればラッキーだと思います。
気が合う人がいなくて当たり前。いればラッキー。
そう思えば少し肩の力が抜けませんか?

学校は、気が合わない人達と同じ空間で何とかやっていく術、集団の中で自分の心を保つ術を身につける場所だと思います。なので、たとえお子さんが新学年で新しい友達ができず、ひとりで過ごす事が多いとしても、それは大きな問題ではないと思います(もちろん、それがいじめだったら別ですが)。
大きな問題のように扱ってしまうと、その子はむなしい気持ち、自己否定的な気持ちになるでしょう。
そんな気持ちになりたくないから寂しい気持ちを誰にも吐露できず、自分の殻に閉じこもってしまうことがあります。
寂しい気持ちには寄り添うけれど、その子が寂しい気持ちを感じたうえでどう行動するのか見守る事も大切です。
反対に、グループからあぶれないように無理しているこども達もいます。
本来の自分を抑圧して、好みもテンションもグループに合わせようとします。
それが行き過ぎると心が疲れて具合が悪くなります。
“ひとりぼっちになってはならない”“みんなと仲良くしなければならない”という呪縛が無理をさせているんだと思います。

親や先生は、こどもが友達と仲良く元気に遊んでいる姿をみると安心します。
しかしそれは大人の安心です。この時期だからこそ、それをこども達に押し付けないように気を付けたいですね。

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