発達障害について (3)

福岡 発達障害 ASD ADHD アスペルガー

発達障害の特性を強く持つお子さんは、

こだわりの強さや興味関心の幅が狭いことから、

気持ちが向かないことに対し人一倍抵抗を示したり、

意識を向けられずに

物事がなかなか身につかなかったりします。

しかし、その反面、興味を持ったことに対しては、

とことん突き詰める力があります。

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ある小学生のA君は、

読み書きがなかなか身につかなかったのですが、

switchのゲームを始めて、

上手くなりたいから

インターネットでプレイの方法を

検索するようになりました。

何て書いてあるのかを知りたいから、

周囲の人に読み方を教えてもらい、

知りたいから教えてもらったことがすぐ身につき、

今では学校で習ってない漢字も読めるようになっています。

興味をもったことを突き詰めたいがために、

今までできなかったこともできるようになったり、

今まで興味を示さなかったことに興味を示したり!

興味をもったことを幹として

枝葉が広がる感じです。

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これは発達障害の診断がつかない人も
同じだと思います。

ただ、発達障害の診断がつかない人は、

先の見通しを立てられるので、

“これはやっといた方がよさそうだ”
と察知して、

やりたくないこともこなせますが、

発達障害の特性が強い人は、

先の見通しを立てることが苦手なので、

“これはやっといた方がよさそうだ”と察知できず、

やりたくないことの”やりたくない”というイメージが強すぎて重圧となり、

みんながなんなくこなすことを同じようにこなせなくなるのです。

なので、

やりたくないけどやらなければならないこと、

の先にわかりやすいご褒美を提示して、

気持ちをそちらに向かわせて、

その手前の”やりたくないこと”への意識を分散

させてあげた方がいい場合があります。

話が少しそれてしまいましたが、

つまり、発達障害の特性を強く持つ人に、

型通り/みなと同じように学習させようとするより、

本人が興味を示したことを利用して、

そこから必要な学習をさせようとした方が

効率的だったりします。

宿題などは

“いやなことでもこなせるようになる練習”と考え、

読み書き計算など、

生きていく上で身に着けた方がよいことは、

周囲と同じペースであることを求めず、

本人の興味関心を利用して

タイミングをみて学習に結び付ける

という考え方がよいでしょう。

福岡こどもと大人の心療内科 児童精神科

まちこメンタルクリニック

院長 井関 真知子

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